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2012年11月25日(日)

原発なくしたい 労働環境変えるため仲間増やす 選挙で希望広げたい

民青全国大会で討論

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(写真)活発な討論が続いた日本民主青年同盟第36回全国大会2日目=24日、東京都内

 日本民主青年同盟(民青)第36回全国大会は23、24の両日、討論が行われ、全国の活動経験を交流しました。

 原発ゼロをめざす運動など、青年とともに運動をひろげて仲間を増やしてきた民青の活動が生き生きと報告されました。

 1000人の参加で成功した福島青年大集会を報告した福島県委員長は、言葉を詰まらせながら、「福島を踏みにじる国や東電に、毎日くやしい思いをしていました。声をあげれば原発ゼロが実現できると実感しました」と語ると、会場から大きな拍手が送られました。

 岩手県気仙地域班の班員は「わが家を流され、若者ボランティアに助けられ、今度は自分が立ち上がる番だと加盟した」と発言。「震災はまだ終わっていない。被災者に追い打ちをかける消費税増税、TPP(環太平洋連携協定)、原発再稼働は許せない」と訴えました。

共感広がる

 職場でも「保育士で『子どものための保育がしたい』と話し合い、劣悪な労働環境を変えようと仲間を増やした」と宮城、香川、長崎の各県から発言がありました。

 西日本の大学生は、「新入生歓迎活動で7人が加盟した。共産党にも協力してもらい、授業の空きコマ学習会や交換ノートの交流で、魅力ある活動になっている」と発言。東京都の高校生は「民青の活動で、大学で学びたいと思うようになり、無料塾で勉強を教えてもらって、大学に合格した」と話しました。

 青年の身近なところにある班活動の大切さを訴える発言には、共感が広がりました。

 滋賀県地域班の班員は「製造ラインの派遣で働いていたが、自分は必要とされていないのではないかという悩みを、班会で打ち明けた。最近、『表情が明るくなった』と言われ、民青で人とのつながりを実感している」と話しました。

 総選挙で若者の要求を実現したいという発言も相次ぎました。雇用の悩みを語り合う北海道青年フェスタなどに取り組んだ北海道委員長は「これまでの運動を古い政治を転換する日本共産党の躍進につなげてこそ、希望を広げられる。仲間を増やしながらたたかいたい」と語りました。

希望もてる日本へともに

共産党 広井副委員長があいさつ

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(写真)あいさつをする広井暢子党副委員長=24日、東京都内

 日本民主青年同盟第36回全国大会の2日目を迎えた24日、日本共産党の広井暢子副委員長・青年学生委員会責任者があいさつしました。

 広井氏は、この大会が総選挙の投票日まであと21日という政治的激動の中で開かれていると指摘。日本の戦後政治の流れのなかで自民党型政治のなりたちにふれ、「アメリカ言いなり」「財界中心」政治を断ち切ってこそ、政治を改革することができるとして、日本共産党躍進の意義を強調しました。

 また、JAや漁協、医師会などから、日本共産党に「勝ってほしい」と応援やメッセージが寄せられるなど、これまで経験したことがない事態になっていると報告しました。

 広井氏は、「政党のあり方が問われているいま、民青の相談相手である日本共産党とはどういう党か」と問いかけ、国民の苦難軽減のために先見性、不屈性、献身性を発揮してきたのが90年の歴史を貫く党の特質だと指摘。「いま、将来に希望がもてず、低賃金で不安定雇用のなかで、結婚も子育てにも不安という青年の置かれた状況をこれ以上続けることはできない」として、総選挙で「提案し、行動する」党の姿を訴えて前進する決意を表明しました。

 「未来は青年のもの」「青年動くとき、すでに勝利の光あり」という民青の先輩たちの言葉は現代にも生きる真理だとのべ、「総選挙で国民と青年が主人公といえる新しい日本を築くために、ともにがんばりましょう」と呼びかけました。


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