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2012年11月21日(水)

日本の命運かかった総選挙 「全国は一つ」で必ず躍進を

真の対決軸は“自民党型政治か、日本共産党か”

志位委員長が報告

全国いっせい決起集会開く

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 12月4日の総選挙公示日まであと13日に迫った20日、日本共産党は党本部と全国の会場を党内通信で結んで「総選挙必勝 全国いっせい決起集会」を開きました。志位和夫委員長が「この歴史的選挙で、日本共産党が躍進を勝ちとることは、日本国民への責任であり、歴史への責任だ」と訴え、「650万票、議席倍増」に挑む全党の総決起を呼びかけました。党内通信は約1千カ所で視聴、ホームページへのアクセスは2千件を超えました。


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(写真)報告する志位和夫委員長

総選挙の歴史的意義と政治対決の構図

 志位氏は冒頭、総選挙の歴史的意義について「60年続いた『アメリカいいなり』『財界中心』という『二つの害悪』を特徴とする自民党型政治を断ち切る改革に踏み出す選挙と位置づけてたたかいます」と述べました。

 ここで志位氏が強調したのは、「自民党型政治そのものが崩壊的危機に立ち至っている」ことです。いまや何一つ展望も希望も語れなくなっている自民党型政治を断ち切る本物の改革に取り組むときがきたと語り、「日本共産党の歴史的出番の時代がやってきました」と呼びかけました。

 そのうえで総選挙の構図について「自民党型政治の行き詰まった古い地盤に立つ諸政党か、古い政治を根本から改革する日本共産党かが真の対決軸です」と指摘しました。

 このなかで、石原慎太郎前東京都知事率いる「太陽の党」と橋下徹大阪市長率いる「日本維新の会」が合流した動きの本質を解明しました。政策の中身は古い自民党型政治だが「野合」ではすまない重大な危険をはらんでいると述べ、「日本国憲法という日本の民主政治の基盤を覆す―これこそが彼らが『大同につく』とした本質です」と指摘しました。

 また、党の値打ちをどう語るかについて、15もの政党が選挙間際に乱立する状況のもとで「1世紀近い歴史で試された党」など、日本共産党の値打ちを自民党型政治の枠内にある他党の退廃的実態との対比で、縦横に語る工夫を呼びかけました。

躍進の条件に確信をもって勇躍してたたかいぬこう

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(写真)総選挙必勝めざし開かれた全国いっせい決起集会=20日、日本共産党本部

 第二に志位氏は(1)政治的・政策的条件(2)国民運動との共同の広がり(3)総選挙の攻勢的方針と党づくりの努力―党躍進の三つの条件に確信を持ち、すべての同志が勇躍して立ち上がろうと訴えました。

 このなかで、神奈川県のある女性党員が「仕事で毎日精も根も尽きる」なか、党のために20年間貯蓄した1千万円を募金したことを紹介。こうした気持ちに応える決意を表明しました。

 政治・政策的条件として、党が打ち出してきた改革ビジョンはどれも党綱領を土台にし、どの問題でも提案だけでなく実現のために行動していることが特徴だと述べ、国民に語る中身を持たない諸党と対比しました。そして「提案し、行動する。日本共産党」の姿を広く国民に伝えきる仕事に知恵と力をつくそうと呼びかけました。

 国民運動との共同の広がりという点でも「自らの要求を担う政党、候補者を応援しよう」という新しい動きが起こっていると述べ、原発即時廃止キャンペーンやJA全中会長の談話を紹介しました。

 さらに、「650万、議席倍増」の方針提起と小選挙区での果敢な立候補、「党勢拡大大運動」を通じて新たに約2万人の党員を迎えるなど党づくりに言及。こうした探求と努力、全党の苦労を実らせるときだと語り「全党の力を『底の底』までくみつくせば、必ず躍進の道は開かれます」と奮起を呼びかけました。

一日一日の奮闘が勝敗をわける

 第三に、志位氏は投票日まで25日、どういう構えで何をなすべきかを提起しました。

 支配勢力がすさまじい執念で選挙戦を展開し、巨大メディアを使って真の争点、対決軸を隠そうとしていることを指摘したうえで、「日本共産党にとって、風頼みでの勝利はありえないと肝に銘じて奮闘しようではありませんか」と力説しました。そのために必要なこととして、すべての党機関、支部と党員が総選挙の勝利の条件をつかみ、燃えに燃えてたちあがることを呼びかけ、党機関には、党員魂を燃え上がらせるような政治指導をと提起しました。

 具体的には、(1)全有権者対象の大量宣伝(2)対話と支持拡大の大爆発―の二つの課題を掛け値なしにやり抜くことを訴え。そのための臨戦態勢と担い手づくりを呼びかけました。

党員人生をかけ、悔いのないたたかいを

 最後に志位氏は、総選挙が「日本の命運がかかった政治戦」だとして、「すべての日本共産党員が、これまで党員として苦労して積み上げてきた党員人生のすべてをかけて、この歴史的政治戦に総決起し、必ず躍進をつかみとろう」と呼びかけました。そして、書記局長選任以来の22年を振り返りつつ、「党の責任者として、私自身も党員人生をかけて、持てるすべての力を出し切って躍進のために奮闘する決意を表明します」と締めくくりました。


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