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2012年11月11日(日)

復職求めて断食・デモ

インド・スズキ子会社労働者

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(写真)復職を求めて行進する元労働者ら=8日、グルガオン(安川崇撮影)

 【グルガオン=安川崇】ニューデリー郊外にあるスズキのインド子会社マルチ・スズキの現地工場(ハリヤナ州グルガオン)で今年7月に発生した暴動後、解雇された元正規労働者がこのほど、復職を求めて断食をした後、グルガオン市街をデモ行進しました。支援に駆け付けた同じ工業団地内の他企業の労働者らも含め、約700人が参加しました。

 事件後の8月、マルチ社は「暴動に加わった」として正規労働者約500人の解雇を発表しました。元労働者側は「会社は適切な調査をしないまま一方的に解雇しており不当」と主張しています。また、暴動には会社が雇った外部集団が関与したとも主張しており、事件当日についての裁判所などによる公正な調査を求めています。

 元労働者らは州政府の出先事務所前で7日から断食を開始。8日夕方に他企業の労働者と合流し、市内を約2キロ行進。複数のナショナルセンターが政党支持の枠を超えてこの行動を支持しました。

 元労働者の一人(28)は「事件発生時は工場内のラインで作業中だった。暴動には関わっていない。だが自宅に突然、会社から解雇通知が届いた。何の聞き取りも受けていない」と話しました。

 一方マルチ社は現地紙に「解雇した労働者の再雇用はない」と語っています。本紙の問い合わせには10日時点で回答していません。


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