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2012年11月11日(日)

シリア難民

1日で1.1万人国外へ

冬400万人の指摘も

国連が発表

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 【カイロ=小泉大介】内戦が激化の一途をたどるシリア情勢をめぐり、国連は9日、同国から隣接するトルコ、ヨルダン、レバノンに逃れた避難民の数が、過去24時間だけで1万1000人以上に上ったと発表しました。シリアでは国内でも人道援助を必要とする国民が増大していますが、そのための活動も極めて困難となっている模様です。

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のムンチス地域調整官(シリア担当)が9日の会見で明らかにしたところによると、国外の避難民は同事務所に登録しているだけで40万8000人に達しました。また、今回避難した1万1000人のうち、9000人がトルコに逃れたとしました。

 戦闘激化による人道面への影響は国内全土で顕著で、国連人道問題調整事務所(OCHA)のジョン・ギング所長は9日の会見で、これまでに250万人が援助を必要としていたが、冬を迎えるとともに400万人に増大すると指摘。「内戦により、絶望したり自らと家族の生存に対する危惧を抱く国民が増え続けている」と表明しました。


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