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2012年11月8日(木)

オバマ米大統領再選

二大政党の選挙費最大 ロムニー氏に競り勝つ

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 【ワシントン=山崎伸治】米大統領選は6日、投開票され、民主党現職のバラク・オバマ大統領(51)が、共和党のミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事(65)に競り勝ち、再選を果たしました。議会選挙では、下院は共和党、上院は民主党がそれぞれ引き続き過半数を占め、全体として「現状維持」の結果となりました。

 オバマ政権4年の総括となる選挙で、低迷する景気を反映し、経済と雇用対策が大きな争点となりました。「チェンジ(変革)」を合言葉に初当選を果たした前回2008年の大統領選ほどの熱気は見られなかったものの、2期目の“信任”を受けました。

 オバマ氏は7日未明、地元イリノイ州シカゴで勝利演説し、「われわれはアメリカの家族だ。一つの国、一つの国民として苦楽を共にする」と表明。共和党に協力を呼び掛けました。

 大統領選は州ごとの「勝者総取り」方式による間接選挙で、選挙人538人中270人以上を獲得した側が勝利。開票は東海岸から順次行われ、米主要メディアが「激戦区」と位置づけた10州のうち、オバマ氏は7日未明までにバージニア、ウィスコンシン、コロラド、アイオワ、ネバダ、オハイオ、ニューハンプシャーの各州で勝ち、再選を確実にしました。

 選挙戦でオバマ氏は、富裕層増税を財源に、公共事業への投資やクリーンなエネルギーの開発などによる雇用創出を提案。ロムニー氏も1200万の雇用を創出する「5項目のプラン」などを提示して訴えました。

 一方、政治団体による支出の規制を違憲とする最高裁判決を受け、「スーパーPAC(政治活動委員会)」を通じた企業・団体による無制限の献金が横行。二大政党は史上最大となる20億ドル(約1580億円)を選挙戦に費やし、テレビ宣伝で中傷合戦を繰り広げました。

 副大統領は、現職のジョゼフ・バイデン氏(69)が当選しました。


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