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2012年11月5日(月)

きょうの潮流

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 秋晴れの空に、若者たちの思いや願いがひろがった福島青年大集会。震災・原発事故によって生活は壊され、仕事は奪われ、風評被害にも苦しめられる…。先が見えずもやもやと渦巻く胸の内を、声にしました▼「将来の私たちはどうなるのでしょう」と不安げに問いかける高校生。夫と幼子2人の家族そろって登壇した子育てママは、水も空気も食べ物もおいしく、人もやさしい自慢の故郷で最期をむかえることが夢だったといいます。「そのささやかな願いを一瞬で奪っていった」▼あれから1年8カ月。いまだに16万人をこえる福島県民が避難生活をよぎなくされ、苦悩や混乱は各分野でつづいています。野田政権が早々と出した原発事故「収束宣言」に改めて怒りがわきおこるのも当たり前でしょう▼この臨時国会の冒頭演説で「明日の安心、明日への責任」を連発した野田首相。しかし、ほんとうにそれを待ち望んでいる人たちに政治の手は届いているのか。「福島の未来を返せ!」「福島はまだたたかっている」。現場の声は痛烈です▼「全国の青年の願いに背を向け続ける政治に未来はありません…連帯の力で青年を苦しめる政治から、青年の願いがかなう新しい流れへと変えていきましょう」(集会アピール)▼いま日本の若者は模索しています。生きる希望を失わせているものの正体は何なのか、その答えをみつけて、それを変えるためにともにつながって立ち上がる。北から南まで、列島に若いエネルギーがうねっています。


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