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2012年11月4日(日)

きょうの潮流

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 アルゼンチンで「16歳選挙権」の誕生です。同国の議会と政府の決断に、読者のみなさんはどう思われたでしょう▼18歳から16歳へ。3日付の本紙に、与党議員の発言が報じられています。「青年たちは何が起きているのかを理解しているし、みずからの現在と未来の建設に参加したいと思っている」▼国連の子どもの権利条約では、18歳未満は児童です。条約は、意見表明の権利を定めています。「自己の意見を形成する能力のある児童が、その児童に影響をおよぼすすべての事項について自由に自己の意見を表明する権利」です▼条約は、「結社の自由」や「集会の自由」も、児童の権利として認めます。これらの権利と、国や地方の政治に参加する権利を、どうつなげるか。ちなみに、アルゼンチンの別の与党議員は、16歳選挙権が「民主主義の地平を拡大する」と語っています▼すでに18歳選挙権は、世界でごく当たり前です。173の国々が実施しています。いまだ20歳選挙権にとどまるわが国は、人々の政治に参加する権利でみると後進国です。16歳はおろか18歳の青年までも、一人前に物事を判断できないのだと、子どもあつかいしているわけですから▼20歳以上を成年と定めた民法ができて116年。参政権での子どもあつかいは、青年の自立の妨げでしょう。日本共産党は、90年前の1922年に党ができると翌年には、綱領草案に「十八歳以上のすべての男女」の「普通選挙権」を掲げました。もちろん、以来、求め続けています。


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