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2012年10月22日(月)

9月兵士自殺15件の疑い

戦地派遣でストレス増大

米陸軍発表

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 【ワシントン=小林俊哉】米陸軍は19日、9月の陸軍兵士の自殺に関するデータを発表し、自殺の可能性がある15件の事例を示しました。1件は自殺と認定され、他の14件は調査中です。

 今年に入って、自殺の疑いのある事例は146件に達し、91人が自殺と認定されています。昨年、自殺と認定された事例は165件で、今年はそれを上回る可能性が出ています。事態の深刻さをうかがわせます。

 陸軍は、兵士に対し、よく互いに気を配り、前兆を見逃さないようにと呼び掛けています。

 背景には、イラク戦争、いまだに続くアフガニスタン戦争で繰り返される戦地派遣などによる兵士のストレスの増大などが指摘されます。

 パネッタ国防長官は6月、兵士の自殺対策に関する会合で「軍人家族が直面している最も複雑で緊急の問題だ」と強調。「(解決のための)努力を強めているが、困難で悲劇的な方向に進んでいる傾向は続いている」と述べていました。


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