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2012年10月13日(土)

リクルート未公開株で蓄財

田中法相

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 「暴力団と付き合いのある人間が“法の番人”とはブラックユーモアを通り越し、腰が抜けてしまいそうだ」。ツイッターでも怒りの声が高まる田中慶秋法相の暴力団癒着問題。田中法相は12日の会見で暴力団関係者の宴会に出席した事実を認めましたが、「責任よりも職務を遂行したい」と開き直りました。

 田中氏は「政治とカネ」問題でも無節操が目立ちます。政界を揺るがした一大疑獄のリクルート事件(1988年)に絡んで未公開株5千株を1株3千円で購入。初登庁後の記者会見(1日)で田中法相は「株はしっかり今でも持っております」と答え、配当で7千株に増えたことを披露しました。2007〜08年には「鳩山マネー」100万円も受け取りました。

 「消費増税を慎重に考える会」会長を一時務めながら、最終盤で増税に全面協力した田中氏。その論功行賞で、初入閣させた野田佳彦首相ですが、この問題では沈黙したまま。田中氏を法相に任命する際、野田首相は「国民に身近な司法を実現し、拉致問題に責任を持って対応する重要な役割を担ってもらう」と説明しました。今でも同じ考えなのでしょうか。


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