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2012年10月11日(木)

“ひとりぼっちなくそう”

安心な街づくり共に

高松 高齢者大会はじまる

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 第26回日本高齢者大会が10日、高松市内で始まりました。四国での開催は18年ぶりです。約30の多彩なテーマで学習講座や分科会、移動分科会が開かれました。安心して暮らせる街づくりや、「社会保障と税の一体改革」阻止のたたかいなどの運動を交流しました。2日間の日程です。


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(写真)「今風井戸端会議」の分科会で発言する参加者=10日、高松市

 高齢者の孤立死が大きな社会問題になるなか、分科会企画の一つ「シンポジウム ひとりぼっちをなくす高齢期運動の課題」には214人が参加しました。

 コーディネーターを務めた日本高齢者運動連絡会の篠崎次男顧問が基調報告しました。

 ひとりぼっちの高齢者とは、単なる一人暮らしではなく、社会との関わりが細く、薄くなってしまった高齢者だと強調。ひとりぼっちをなくすために、▽高齢者が主体性を持って運動し明るい町をつくる▽町会や行政と一緒に取り組む▽おしゃべりをしたり一人暮らしの工夫や知恵を交歓したりする高齢者のたまり場をつくる―ことなどを提起しました。

 シンポでは、高知医療生活協同組合の今井好一専務理事、東京西部保健生活協同組合の吉岡尚志副理事長、高知県の安芸老人問題研究会の長澤正宏理事長、神戸医療生活協同組合の不動博さんが実践を報告。

 今井氏は、高知県と県民生委員児童委員協議会連合会、高知医療生活協同組合との間で、2010年11月に「地域の見守り活動に関する協定」を結んだことを紹介。民生委員・児童委員の訪問活動を民間事業者が協力し、支援が必要な世帯の見守りや虐待から子どもを守る活動が始まったと語りました。

 今井氏は、地域のなかの「協同」の取り組みが必要だとして、民主団体だけでなく、さまざまな団体が行政や町内会、民生委員と一緒に町づくりを考えることが課題だと指摘。「団体の垣根を越えて行政もまきこみ、高齢者や子どもを見守る町づくりが求められている」と語りました。

 大阪市から参加した男性(82)は「橋下大阪市長の政治は高齢者いじめです。安心して長生きできる社会は共通の願いだと思う。地域に戻ったら幅広い人たちと一緒に運動していきたい」と話しました。


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