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2012年10月8日(月)

比政府と反政府イスラム勢力

自治政府設立へ合意

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 【ハノイ=面川誠】フィリピンのアキノ大統領は7日、首都マニラで記者会見し、ミンダナオ島の武装組織「モロ・イスラム解放戦線(MILF)」との間で、自治政府を2016年に発足させることを柱とする「和平枠組み合意」に達したと発表しました。

 枠組み合意は自治政府の設立、憲法改正、開発プログラムの策定などから成ります。

 「ミンダナオ・イスラム自治区」を廃止して新たに設置される自治政府は、これまでより高度な自治権を持つといいます。自治権の詳細は、今後設置される移行委員会の検討に委ねられます。

 40年以上続いた内戦では、約15万人の死者を出しています。和平交渉は2日からマレーシアの首都クアラルンプールで行われました。アキノ大統領は11年8月、日本でMILFのムラド議長と和平問題の解決に向けた非公式会談を行っていました。


 モロ・イスラム解放戦線(MILF) フィリピン南部ミンダナオ島でイスラム国家樹立を目指して1978年に創設された反政府武装組織。現有勢力は約1万2000人。これまで政府側と衝突と停戦を繰り返し、死者は政府軍、MILF兵士、民間人合わせて15万人を超えます。


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