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2012年10月7日(日)

チャベス氏4選が焦点

ベネズエラ大統領選きょう投票

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(写真)選挙運動を締めくくる大集会に参加したチャベス大統領支援の人たち=4日、カラカス・ウルダネタ大通り(菅原啓撮影)

 【カラカス=菅原啓】ベネズエラで新自由主義反対、国民生活向上を重視し、自主的な経済・外交を掲げた改革を担ってきたチャベス大統領の4選がかかる大統領選が7日に実施されます。右派政党を中心とした野党連合が共同で推すカプリレス候補との間で激しく争われてきた街頭での選挙運動は4日で終了。約1900万人の有権者は2日間の「熟慮期間」を経て、投票日を迎えます。

 チャベス大統領の与党陣営は4日、首都カラカス市内で大集会を開催。全国から集まった百数十万人が7本の大通りを埋め尽くしました。

 大統領は、「この10年弱で貧困(世帯)を半減させた」など、「ミシオン」と呼ばれる数々の社会政策の成果を強調。新自由主義にもとづく経済政策を持つ「(カプリレス候補の)右派の政府が、ミシオンを維持すると思うか」と問いかけると、参加者から「ノー」という声が何度も上がりました。

 カプリレス候補は最終盤、6年間で300万人の雇用増など重点公約を列挙した新聞広告を連打しましたが、実現への具体策を伴っていないとの批判も浴びています。4日に行われた最後の支持者集会の演説でも、批判への反論や具体策の説明は一切なし。「このプロジェクトをみなさんとともに築き上げていく」として、「変化」と「進歩」のために投票しようと呼びかけるにとどまりました。

 南米諸国連合(UNASUR)選挙同行団のカルロス・アルバレス団長は5日、ベネズエラではチャベス政権の発足以来、14回の選挙や国民投票を通じて、「民主主義が大きく強化されてきた」と評価。9月以降、同国で活動した結論として「ベネズエラの選挙システムは絶対的な信頼を持たれている」との認識を明らかにしました。


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