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2012年10月7日(日)

首相官邸前抗議行動

“ご苦労様”がうれしい

支える多くのスタッフ

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 首都圏反原発連合の呼びかけで毎週金曜日に行われている首相官邸前抗議行動は、たくさんのスタッフに支えられています。(舘野裕子、前田桃)


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(写真)「第2スピーチエリア」の舞台を作るスタッフ

 「少しスペースが狭いかな」「ちょっと後ろ下がってー」。5日の抗議行動が始まる1時間前、国会正門前にスピーチ用ステージの設置が始まりました。機材を積んだ車から、拡声器などを15人ほどで手際よく運び出し、あっという間に「スピーチエリア」に変わっていきます。

 「毎週来ています。最初に比べたら、作業は早くなりましたね」と、休むことなく手を動かしているのは、神奈川県鎌倉市の女性(29)です。一参加者だったときに知り合った知人に声をかけられ、8月から手伝いを始めました。「早いときは、30分で舞台はできあがります。大変だと思ったことはありません」。最後に「首都圏反原発連合」の横断幕を舞台後ろに提げて完成しました。

 国会前の大通りに面した歩道に設けられているファミリーエリアは、子連れ家族や高齢者のために用意されたスペースです。「マイクを持ってコールする子どもの姿を見ると頼もしいですね」というのは女性スタッフ(36)。「毎日、子どもの安全を考えて大変な思いをしながら生活しているので、ここでは少しでもなごやかにすごせるようにと思っています」

 同エリアには、虫よけや飲み水も常備されています。子どもたちのためにシャボン玉も用意しています。

 医療事務の女性(27)は、熱中症対策で始まった水の配布のスタッフです。「参加者に配慮しながら抗議行動をすすめる姿に感動した、と感謝の言葉をもらうこともあります。仕事帰りで疲れているなあと思うときもありますが、抗議行動が終わったころには元気になっています」と話しました。

 官邸前と国会前を行きかう人々に声をかけながら誘導するスタッフもいます。誘導係は2回目というスタッフの女性(51)は「みなさんが混乱しないように、できるだけ近い場所に誘導していきます」。1回目の誘導係の時は20万人に膨れ上がった6月29日だったといいます。「組織されていない人々が自発的にここに集まっていることのすごさを感じました。今ここに来ている若い人たちが、この経験をどうつなげていくのか、私もここで見ていきたいです」

 四方八方から歩いてくる人の波を注意深く見守りながら誘導している男性(75)は「地方から来られる方に道案内をしています。ご苦労様です、と声をかけられるとうれしいですね」とにっこり。元職場の同僚や知り合いにもよく会うといいます。エール交換をしていく人も。「シュプレヒコールをやり続けるみなさんのエネルギーのすばらしさにいつも感心しています。ここで、遠慮せずに思いを示して帰ってほしいですね」


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