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2012年9月27日(木)

自民総裁に安倍元首相

安保再構築・憲法改悪を表明

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 自民党は26日に党本部で任期満了に伴う総裁選の投開票を行い、決選投票で安倍晋三元首相が新総裁に選ばれました。1955年の自民党結党後、総裁経験者が再び総裁に就いたのは初めて。

 地方党員と国会議員が参加する1回目の投票では石破茂元防衛相がトップに立ちましたが過半数に達せず、2位の安倍氏との決選投票となりました。国会議員による投票の結果、安倍氏が108票を獲得し、89票の石破氏を下しました。

 就任直後の記者会見で安倍氏は、総選挙の争点として「まずは外交・安全保障について訴えていきたい。(総裁選では)日米同盟をもう一度、再構築していく上で集団的自衛権の行使は必要だと訴えてきた」と語りました。海外での武力行使を可能とする集団的自衛権の行使と日米軍事同盟強化を目玉にする考えを示しました。また、「憲法改正に取り組んでいきたい」と強調しました。

 消費税増税については「どの党が政権をとっても取り組まないといけない」と容認。野田佳彦首相が増税の3党合意確認などのために求めている党首会談については「応じていく」としました。

 総裁選で安倍氏は「原発ゼロ」に対して「極めて無責任」と反対を表明。環太平洋連携協定(TPP)に関しても自由貿易推進を強調しました。また、総裁選期間中には侵略戦争美化論文を発表し航空自衛隊幕僚長を更迭された田母神俊雄氏との対談をネット配信するなどしていました。


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