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2012年9月24日(月)

三鷹事件

再審開始求め運動強化

東京 「語り継ぐ会」が総会

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(写真)講演する山田氏=23日、東京都武蔵野市

 「三鷹事件の真相を究明し語り継ぐ会」は23日、三鷹事件63周年のつどいと同会の総会を東京都武蔵野市で開き、120人が参加しました。

 三鷹事件は、1949年7月15日、当時の国鉄三鷹駅で無人電車が暴走し、6人の死者が出た謀略事件。起訴された被告のうち日本共産党員9人は無罪となったものの、党員ではなかった竹内景助氏だけが死刑判決を受け、確定。竹内氏は再審(裁判のやり直し)請求中に病死しましたが、昨年、遺族が再審開始を申し立てました。

 同会呼びかけ人で竹内氏の病死に立ち会った山田善二郎氏(国民救援会顧問)が講演しました。山田氏は、事件発生直後に当時の吉田茂首相が「不安をあおる共産党」と声明を発表するなど謀略的な背景にふれ、「三鷹事件はアメリカ軍、日本政府、マスコミがぐるになってつくり上げた事件だ」と強調。他のえん罪事件にも大きな影響を与える三鷹事件で竹内氏の無罪を勝ちとるため、運動を強化しようと呼びかけました。

 事件の目撃者で同会代表世話人の堀越作治さんが主催者あいさつ。同会呼びかけ人の金子満広氏(元日本共産党衆院議員)と鶴見祐策弁護士があいさつしました。三鷹事件再審弁護団(高見澤昭治団長)からメッセージが寄せられました。

 総会では、設立以来1年間の活動についての報告と、東京高裁に対して再審開始決定を求める署名運動などの活動方針について討論し、確認しました。


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