「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2012年9月22日(土)

指導者間合意実行へ

中越首脳会談で一致

南シナ海問題

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 【北京=小寺松雄】中国の習近平国家副主席は20日、広西チワン族自治区の南寧でベトナムのグエン・タン・ズン首相と会談し、両国が領有権を争う南シナ海問題について「両国指導者の合意を真剣に実行に移す」ことで合意しました。

 習氏は会談で「南シナ海問題は中越関係のすべてではないが、処理を誤れば両国関係全体に影響する」と発言。「両国の指導者はこの問題で多くの重要な合意に達している」として、「合意を真剣に実行に移すべきだ」と述べました。

 ズン氏は習氏の提起に賛意を表明するとともに、海洋問題解決への諸原則に関する合意を厳格に順守することを指摘。国際法に基づく平和的な交渉を通じた紛争の解決が必要だと強調しました。その上で「両国は南シナ海問題で見解の相違がある」が、「交渉と協議を通じて意見の相違を適切に解決し、両国関係の大局に影響を与えないようにしなければならない」と訴えました。

 中国の胡錦濤国家主席(共産党総書記)とベトナム共産党のグエン・フー・チョン書記長は昨年10月の北京での会談で、南シナ海問題について「意見の相違を適切に処理し、全面的戦略協力関係を促進」することで一致。基本原則をまとめた協定に調印しています。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって