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2012年9月8日(土)

2012年米大統領選 米民主党大会が閉幕

オバマ氏、指名受諾演説

中間層軸に経済回復

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 【シャーロット(米ノースカロライナ州)=小林俊哉】11月の米大統領選で再選を目指すオバマ大統領は6日、当地で開催された民主党全国大会で指名受諾の演説をし、雇用増、経済の回復をさらにすすめるため、再選を目指すとして、支持を呼びかけました。同党大会は同日、閉幕しました。


 1期目の4年間で経済の回復が思わしくすすまないオバマ氏にとって、全米に中継された同演説は、国民に2期目の方針をアピールする場となりました。公約には、2016年までに製造業で100万の雇用創出をはかる、14年までに輸出を倍加する、大学学費の伸びを抑える、今後10年間で4兆ドルの歳出抑制を行う、ことなどを挙げました。

 オバマ氏が最も力を入れたのは、野党・共和党の金持ち減税と企業への規制緩和で経済回復を目指すという政策に対し、「公正な成果を得、公正な責任を果たし、だれもが同じルールに従う国」との主張でした。富裕層への行き過ぎた優遇をやめ、「中間層」の強化を図ると訴えました。

 また、“共助”の精神に立つ「(米国の)市民であること」の自覚も強調。福祉で生活する人や、労働組合、移民などを攻撃の的にする主張と同様、政府がすべての問題の元凶だとする議論は誤りだとし、「中間層」の支援に向けた政府と地域社会の役割を強調しました。

 国防では、イラク戦争に続き、アフガニスタン戦争についても、14年に終結させると明言。「数千の命と1兆ドル以上の費用がかかった二つの戦争の後こそ、この本国で国造りをするときだ」と述べました。

 民主、共和両党の全国大会が終わったことで、両陣営とも選挙キャンペーンを本格的にすすめる構えです。10月には、両党の大統領候補が直接論戦する討論会が行われます。


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