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2012年9月5日(水)

被災地の学校 いまだ深刻

窓ガラスの破損・壁の亀裂そのまま 猛暑の中プール使えず 備品も不足

宮城県教職員組合がアンケート

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 宮城県教職員組合(宮教組)は、県内の全小中学校を対象に東日本大震災にかかわるアンケートをおこないました。これまでに約4割にあたる260校が回答。深刻な実態とともに、特別教室や体育館、プールなどにかんする施設設備の要求や、教職員の加配を求める声などが寄せられています。


写真

(写真)日和山(ひよりやま)の眼下に広がる被災地に頭を下げる女性=昨年5月、宮城県石巻市

 とくに被害の大きかった石巻市では、いくつもの問題をかかえています。

 一つは学習環境です。「一教室を段ボールのついたてで区切っている」「雨漏りなどが見られ、一部学習環境として十分でないところがある」(いずれも小学校)、「震災で破損した窓ガラスや教室の壁、落下した黒板、校舎外壁の亀裂など、復旧されずに残っている」(中学校)。また、「理解の遅い児童のために、朝や放課後に短時間でも支援したいと思うが、仮設に住んでいて、親の送迎を必要とする児童も多く、時間があまりとれない」(小)との声がありました。

 子どもたちの心身の問題としては、「バス通学のため、長い休み時間がとれず、外遊びが少ししかできないので、運動不足とストレス発散の場がないことが深刻である」(小)という不安が寄せられました。

 さらに、中学校に間借りしている小学校からは「授業の時間帯が違う上、教材備品もほとんど違うので、使えるものが少ない」。各地ですすむ統廃合問題も影を落としており、「備品を購入しようと思っても、お互いに遠慮しています」(小)と書かれています。

 県内全体では、学習支援やプール監視支援、書類整理や片付けなどの希望も出されたため、さっそく夏休み中に支援がおこなわれました。

 宮教組の高橋達郎委員長が語ります。

 「内陸部でも地震で校舎が壊れたまま使えない学校があり、県内全体では猛暑のこの夏にプールが使えなかった学校が30校以上もありました。ハイになってしゃべり続ける子がいる一方で、ますます寡黙になる子もいて、その両極端な姿も心配です。アンケート結果をもとに、要求運動をさらに強めたい」


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