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2012年9月4日(火)

きょうの潮流

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 いま英ロンドンで、あるテレビCMが、人気を博しているそうです。その名も「スーパーヒューマンズ(超人)に会いに行こう」。ロンドン・パラリンピックのCMです▼そのおかげというわけではないでしょうが、パラリンピックの会場はどこも熱気にあふれているようです。実際、選手のプレーには、思わず見るものを引き込む何かがあります▼アーチェリーの選手が、足先で弓を固定し、口で矢を射る姿、ひじから先のない卓球選手が、その先端にボールを置き、器用にサーブする様子、両腕のない背泳ぎの選手が、スタート台にかじりつきスタートする…。そんな場面を見ているだけで思わず目頭が熱くなります▼さらに、選手たちがこの場にたつまで、どれだけの苦悩や葛藤を乗り越え、障害を克服してきたか。そんなことにも思いを巡らせてしまいます▼紛争が続くアフガニスタンの選手がこう話していました。「支援も施設もないままここまできました。あったのは希望だけです」。厳しい状況を乗り越えてきた選手たちは、メダルの有無にかかわらず、だれもが「スーパーヒューマンズ」に違いありません▼しかし、残念なことがあります。日本では、そうした選手の姿があまり伝わってこないことです。とくに先の五輪を競い合うように報じていたテレビの落差はあまりに大きい。人間って素晴らしい―。そんな思いにさせてくれる、日本や世界のパラリンピアン。その姿をみたいと思うのは潮流子だけではないと思うのですが。


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