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2012年8月26日(日)

ベトナム 最賃大幅引き上げ

“まだ足りない” 労組から批判も

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 【ハノイ=面川誠】ベトナム労働・傷病軍人・社会事業省はこのほど、来年の法定最低賃金(月額)を25%以上引き上げる案をまとめました。経営者団体や労働組合、地方自治体などの意見を聴取した上で、10月中に決定します。

 同国の最低賃金額は、各地域の経済発展の度合いに応じて4種類が設定されています。現在の額は、最も高い第1地域で200万ドン(約7600円)、最も低い第4地域で140万ドン(5300円)。

 労働省は二つの引き上げ案を策定。第1地域で270万ドンか250万ドン、第4地域で193万ドンか180万ドンに引き上げるとしています。引き上げ率は25%から約38%になります。

 ベトナム労働総同盟は、生活費に見合う最賃額は第1地域で400万ドン(約1万5000円)、第4地域で300万ドン(約1万1300円)だと指摘。労働省の案が実施されても、生活費をまかなえる労働者は第1地域で46%、第4地域で70%にしか達しないと批判しています。


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