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2012年8月25日(土)

薬害イレッサ解決急げ

根絶デー 被害者ら訴え

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(写真)厚生労働省前で訴える薬害被害者たち=24日

 薬害イレッサ問題の解決と、薬事行政を監視する第三者機関の実現などを掲げ24日、東京で薬害根絶デーが行われました。主催は同実行委員会。各地から約200人が参加しました。

 薬害エイズなどの反省を踏まえ厚生労働省が1999年の同日、「誓いの碑」を建立したことを記念し毎年開いているもので、今年で13回目。

 同省前で被害者や遺族、薬剤師や学生の支援者らがリレートークで被害の実態や薬害根絶への思いを訴えました。2002年に承認された抗がん剤の新薬イレッサは847人(3月末現在)もの副作用死亡者を出しながら、東京・大阪の両高裁は国と販売元の企業の責任を否定する不当判決を出しました。被害者や遺族は現在、最高裁に上告しています。

 娘を亡くした原告団代表の近澤昭雄さんは、「国も企業も医療現場も安心、安全といい、信じて服用した。最高裁がよりよい判決を出していただけると思っている」とたたかいへの決意をのべました。

 薬害肝炎訴訟の原告が、「薬害を繰り返す仕組みを国自らが正して」と訴え、薬害ヤコブ訴訟の元原告も「いまなお患者が発生している」と告発しました。民主、みんなの党の国会議員が参加。日本共産党から高橋ちづ子衆院議員が激励と連帯のあいさつをしました。

 参加者が被害者・遺族から直接被害の実態を聞き交流するワークショップや集会、街頭宣伝などに終日とりくみました。


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