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2012年8月20日(月)

エジプト大統領

国交断絶中のイランへ

今月末、非同盟会議に出席

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 【カイロ=小泉大介】エジプト・中東通信は18日、同国のモルシ大統領が今月末にイランを訪問すると伝えました。首都テヘランで開催される非同盟諸国首脳会議(30、31日)への出席が目的ですが、両国はこれまで30年以上にわたり国交を断絶しており、エジプト「革命」後の新しい外交的動きとして内外の関心を集めています。

 イランのアハマディネジャド大統領は6月のモルシ氏の大統領選勝利の際に祝意を表すとともに、7月初旬には電話会談で非同盟諸国首脳会議出席を要請。今月8日にはイランのバガイ副大統領がエジプトを訪問し、モルシ大統領に直接、アハマディネジャド大統領の親書を手渡していました。

 モルシ大統領のイラン訪問では、アハマディネジャド大統領との首脳会談が行われるかが注目されます。

 両国関係は、1979年のイラン革命の際に、エジプトがパーレビ国王の亡命を受け入れ、さらに同年、イスラエルと平和条約を締結したことからイラン側が国交を断絶しました。昨年はじめの「革命」で退陣したムバラク前エジプト大統領が親米、親イスラエル路線をとっていたことから、2009年にエジプトで開催された前回の首脳会議をアハマディネジャド大統領は欠席していました。

 非同盟諸国会議には、国連加盟国の3分の2に迫る120カ国(パレスチナ解放機構含む)が参加。議長国は現在はエジプトが務めていますが、テヘランでの首脳会議でイランが引き継ぐことが決まっています。


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