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2012年8月19日(日)

米陸軍自殺が過去最悪

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 米陸軍兵士の自殺者数が7月は26人で、6月の12人から倍加し、1カ月の自殺者としては統計をとり始めて以来、最悪となりました。海兵隊、空軍も前月より増えており、戦時ストレスの蓄積と関連しているとの指摘が出ています。

 米国防総省の16日の発表によると、陸軍兵士の今年の自殺者は7月までの累計で116人。このペースでいけば今年の自殺者総数は200人近くとなり、2011年の165人を上回る可能性が大きくなっています。

 さらに17日付の米紙ワシントン・ポストは、自殺兵士の増加傾向が海兵隊や空軍にもみられると指摘しました。それによると、自殺した海兵隊員は6月の6人から7月は8人に増加し、1カ月の自殺者としては今年最多となりました。7月までの累計は32人で、すでに11年の年間自殺者数と同数になっています。空軍は7月が6人で、6月の2人から増加しています。

 同紙は自殺原因について、「戦闘体験からくるストレスの増加がある。加えて家族関係や金銭問題のような他の精神的重圧も関連していると考えられる」と分析しています。

 ロイド・オースティン陸軍副参謀長は16日、「自殺問題は私の37年の軍歴で最も困難な敵だ」と述べ、緊急に防止策が必要だと強調しました。


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