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2012年8月17日(金)

“普天間が最良の場所”

辺野古代替案で米研究所

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 米国の政策研究機関・戦略国際問題研究所(CSIS)は15日(米国時間)、「アジア太平洋地域における米軍の態勢戦略」を公表しました。同報告書は、2012会計年度・国防権限法に基づいてパネッタ米国防長官の委託を受け作成され、在沖縄海兵隊のグアム移転経費などを審議している米議会に提出されています。

 報告書は、沖縄の海兵隊普天間基地(宜野湾市)の「移設」について、現行計画(名護市辺野古への代替地建設)が基本としつつ、他の選択肢として(1)嘉手納基地への統合(2)離島(伊江島、石垣島、下地島)(3)建設が計画されている那覇空港第2滑走路(4)普天間基地残置―があがったことを示しました。

 普天間基地については、「運用面において最良の場所であることに疑問の余地はほとんどない」と評価。垂直離着陸機MV22オスプレイの普天間基地への配備に関しては、同機の事故率が他の航空機より高いにもかかわらず「安全記録の改善」などがなされれば、普天間基地の作戦行動の危険性が10年前より減少するだろうと強弁しています。

 一方で、「同基地で重大事故が起きれば、米国が返還を約束しているだけに、作戦の継続が深刻な政治的危機に陥るだろうとの幅広いコンセンサスが日本では存在する」と指摘しています。

 辺野古「移設」については、今年6月、日本共産党など野党と中立系が議会で多数を占めるようになった沖縄県議会選挙の結果が「『移設』計画へのさらなる逆風をつくりだした」と記述。将来の代替地移設の履行が不可能でもないとしながら、困難に直面していることは明らかだと主張しています。


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