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2012年8月12日(日)

米軍の最新電子攻撃機

三沢基地に初配備

青森

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 敵レーダー網のかく乱・破壊を任務にする米海軍の最新鋭電子攻撃機EA18Gグラウラーが米軍三沢基地(青森県三沢市)に初めて配備されていることが、このほど分かりました。

 配備されているのは、第132電子攻撃飛行隊(VAQ132)のグラウラー5機と兵員約200人。米ワシントン州のホイッドビー・アイランド基地から派遣されています。米海軍三沢航空施設司令部によると、同部隊は7月14日に三沢基地に到着しました。配備期間は6カ月です。

 グラウラーはEA6Bプラウラー電子攻撃機の後継機で、FA18Fスーパーホーネット戦闘攻撃機を改造したもの。最新の電子戦機器を装備し、敵のレーダー施設の探査・識別・妨害など、敵防空網の破壊を主な任務にしています。

 日本国内では、今年3月、米軍厚木基地(神奈川県大和市など)に、原子力空母ジョージ・ワシントンの艦載機として6機(VAQ141)が配備されています。

 米海軍は、今回の三沢配備の目的を「(日本を拠点にしている)米第7艦隊の支援」としており、中国や北朝鮮をにらんだ東アジアでの軍事態勢強化の一環とみられます。一方で「三沢配備中も必要であれば世界中のどこにでも出動する」と強調しています。

 7月30日には、3機のグラウラーが沖縄の米軍嘉手納基地(嘉手納町など)に初飛来したことが確認されていますが(琉球新報7月31日付)、三沢に配備された同機とみられています。嘉手納基地の周辺自治体や住民が強く反対している「外来機」の飛来として、沖縄の基地負担の増大にもつながっています。


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