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2012年8月9日(木)

実情にそう賠償を

高橋議員 原発事故で要求

衆院復興特

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(写真)質問する高橋ちづ子議員=7日、衆院震災復興特別委

 日本共産党の高橋ちづ子議員は7日の衆院東日本大震災復興特別委員会で、原発事故の賠償問題を取り上げました。

 高橋氏は冒頭、6日の広島市での平和記念式典で福島事故を重ね合わせた発言が多かったことに触れ、「原発ゼロを明確に打ち出すべきだ」と求めました。

 高橋氏は、原発事故の賠償で政府が示した「考え方」と東電が示した基準について、避難指示区域と賠償がリンクしていることが問題だと述べ、地域や個人の事情を考慮すべきだと迫りました。

 これにたいし枝野幸男経産相は、「基準を作る以上どこかで線引きしなければいけない」と述べる一方、「被災者の個別の状況を踏まえ柔軟に対応する」と答えました。

 高橋氏が、不動産などの財物賠償が一括で支払われた場合、ローン債権に取られ、生活も自宅の再建もままならないのではないかと追及したのにたいし、平野達男防災担当相は、「一括払いを原則としつつ、被災者の意見を聞くことが大事だ」と答えました。

 また高橋氏は、東電が昨年の仮払金(1家族100万円)の返済を求めており、精神損害への賠償とした月10万円から差し引かれている実態を告発。経済的に追い詰められている被災者に対しひどすぎると指摘しました。枝野氏は、「調査し、具体的に教えてもらえば自分が指導する」と答えました。

 高橋氏がこの間の議論などを踏まえ、原子力損害賠償紛争審査会の中間指針を見直すことを求めたのにたいし、 平野博文文科相は「今後、必要に応じて紛争審査会でしっかりと対応する」と答えました。


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