2012年7月31日(火)
制度活用し、支援を
九州豪雨被害で山下議員
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日本共産党の山下芳生議員は27日の参院災害対策特別委員会で、九州北部の豪雨被害について、現行制度をすべて活用し支援するよう求めました。
山下氏は、被災現地には「ダムの放流で被害が拡大した」との声があると紹介。防災担当相が主導して各水系ごとに総合的な洪水対策をとるよう求めました。
中川正春防災担当相は「指摘の通り。システム化した連携が必要だ」と応じました。
山下氏は、被災農家からは「1週間、2週間と水が入れられなければ、今年の収穫はだめになってしまう」との声があがっていることを紹介。田畑の流失、用水路の破壊などへの早急な対応を求めました。
災害査定を待たずに応急工事に着手できる国の災害復旧事業の査定前着工活用を促していると答えた農水省の実重重実農村振興局長にたいし、山下氏は「自治体職員も含め理解されていない」と周知徹底を求めました。
山下氏が「用水ポンプの燃料代も応急復旧の工事の対象になるのでは」とただしたのにたいし、実重氏は「災害復旧事業費に含めることができる」と答えました。