中央公聴会を決定

共産党など５会派が反対

　参院社会保障・税特別委員会は３０日、消費税増税法案などに対する中央公聴会を８月６、７両日に開くことを民主、自民、公明３党の賛成多数で決めました。中央公聴会は、自民党などが採決の前提として求めているものです。日本共産党、生活、みんな、社民、みどりの各党・会派は、時期尚早だとして反対しました。

　同日朝の理事会では自民党が、昼に開かれた理事懇談会でも民主党が公聴会の議決をそれぞれ主張。これに対して日本共産党の大門実紀史議員は、「審議は尽くされていない」として反対。民自公３党以外の他の党も反対しましたが、高橋千秋委員長は「（採決の）出口としない」とのべた上で、他の審議日程もあるから議決したいとのべました。

　大門氏が「出口としないというのは委員長の発言として確認できるか」と求めると、高橋氏は「その通りだ」と答えました。