「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2012年7月26日(木)

首相、この声聞いて

生活保護に命救われた 残業含め月16万円 消費税増税困る

官邸前、困っちゃう人々の会

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 消費税増税、生活保護制度の改悪、社会保障切り捨てを進めようとする野田政権に対し市民120人が25日夕、首相官邸前に集い、「首相、私たちの声を聞いてください」と声を上げました。


 主催は貧困問題に取り組む幅広い人たちでつくる「このまますすむと困っちゃう人々の会」。ツイッターなどで呼びかけ、この日は2回目の行動です。毎週水曜日の午後6時から8時まで行います。

 参加者はリレートークやシュプレヒコール、歌、メッセージボードなどで思いを訴えました。

 自立生活サポートセンター「もやい」の稲葉剛代表理事は、民主、自民、公明の密室協議で社会保障改革推進法案を衆院で通過させたことを批判し、「この流れを変えなくてはいけない」と話しました。

 「命をつなぐ生活保護」と書いたカラフルな横断幕を広げた女性(32)は、「一度は生きることをあきらめたけれど、生活保護によって命をつなぐことができた。生活保護はすばらしい制度という思いを込めて作った」と話しました。

 運送業の契約社員をしている男性(27)=神奈川県横須賀市=は、インターネットで「反貧困」の言葉で検索し、この行動を知ったといいます。「残業代を含めても月16万〜17万円の収入です。人ごとではないと思い、ここに来ました。最低賃金も上がらないのに消費税を上げようなんて、首相は僕たちの生活実態を考えていないと思う」と語りました。

 参加者は1人一つずつチェーンリングをつないでいき、最終的に国会包囲をめざすとしています。

 日本共産党と社民党の国会議員も参加。日本共産党からは高橋ちづ子衆院議員、吉良よし子参院東京選挙区予定候補が駆けつけ、高橋議員が連帯のあいさつをしました。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって