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2012年7月26日(木)

きょうの潮流

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 小林一茶の詠んだカエルの句の多さといったら…。「叱(しか)ってもしゃあしゃあとして蛙(カエル)かな」という一句もあります▼「しゃあしゃあ」も、ケロッとすましたカエルならかわいい。けれど、一国の首相であれば一言いいたくなります。野田首相は、「しゃあしゃあ節」で政治家人生を過ごしているようです▼先日も国会で、若者の味方のようにふるまっていました。「世代間の公平」を考えると、「消費税が必要ではないか」と。消費税でなく所得税で高齢者の社会保障をまかなうと、若年層など現役世代に負担をかけすぎるという理屈です▼しかし、消費税の増税は若い世代に重い負担ではないのか。昨年の政府の家計調査によれば、世帯主が30歳未満で2人以上の家庭の年間収入は、平均447万円。世帯主が30代で575万円。あくまで平均で、単身者も含みません▼同じ家計調査をもとに、みずほ総合研究所が計算しました。消費税が10%に上がると、年間どれほど負担がふえるか。収入が400万から500万の世帯では13万円近い。500万から600万で14万円以上。年収200万以下、「ワーキングプア」ともよばれる若者たちの負担の重さは、ここからもみえにくい▼日本共産党は、富裕層の負担や大企業減税の見直しで、消費税増税ぬきの財源をしめしています。所得税の負担を求める場合も、前提をおきます。なにより、大企業の260兆円もの内部留保が賃金など“生きた金”として社会に還流し、国民の所得がふえないと。


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