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2012年7月25日(水)

南シナ海領有権問題

「話し合いで解決を」

フィリピン大統領呼びかけ

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 【ハノイ=面川誠】フィリピンのアキノ大統領は23日、議会で今年度の施政方針演説を行い、南シナ海のスカボロー礁をめぐる対立について、話し合いを通じて「すべて(の当事者)が受け入れ可能な解決策」を見いだすよう呼び掛けました。

 アキノ氏は、国連海洋法条約は中国を含む国々の権利を保障していると指摘。スカボロー礁の「事態は単純ではなく、解決策も簡単ではない」と認めた上で、「われわれは専門家、各国の指導者、同盟国、一方の当事者(中国)と協議を続けている」と述べました。

 フィリピン国民に対しては、「紛争を避けるために事態を見守ろうという人がいる。しかし、誰かがあなたの庭に入り込んで、『私のものだ』と言ったら、それを認めるか?」と問いかけ、「この問題で国民の連帯を呼び掛ける。一つの声を出そう」と訴えました。


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