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2012年7月25日(水)

中国高速鉄道事故1年

国内メディア沈黙

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 【北京=小林拓也】40人が死亡した中国浙江省温州市で起きた高速鉄道事故から1年となった23日、中国国内で同事故に関する報道はほとんどありませんでした。

 中国共産党機関紙・人民日報23日付に事故についての報道は1行もなし。国営中国中央テレビの夜のニュース番組も鉄道事故1年を無視しました。1年前の事故直後に紙面で大きく取り上げた北京の地元紙・新京報など多くのメディアも沈黙するという異常ぶりでした。

 23日に先立ち、中国当局は国内メディアに鉄道事故1年に関する独自報道を禁止しました。ある中国紙の記者は「今月前半に各社の記者が集められ、中国共産党宣伝部の幹部が“鉄道事故1年の企画記事は出してはいけない”と通告した」と語っています。

 こうしたメディアの状況に、中国のミニブログ「微博」には、「1年前の今日は“7・23事故”だったが、1年後の今日、人民日報には一文字もない」「今日は1周年だが、まだニュース報道を見ていない」などの声が寄せられています。


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