2012年7月24日(火)
さあ、五輪だ ムード高まるロンドンの街
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【ロンドン=五輪取材団】聖火リレーがロンドン市内をめぐり始め、オリンピックムードが高まっています。
郊外のロムフォードでは22日、駅前のメーンストリートの両側が人垣で埋めつくされ、熱気でいっぱい。そこにシドニー五輪のボート競技で英国に金メダルをもたらしたベン・デイビスさん(40)が姿をあらわすと、街は大歓声に包まれました。
「信じられないくらいすごい体験だった」。聖火をもって走ったデイビスさんは、興奮冷めやらない様子で話します。
地元の学校職員というジュリー・ベルさん(47)は「聖火リレーには地元の人だけでなく、外国人も参加している。それが五輪の精神だと思う。五輪は競争の場であり、フレンドリーな場でもある。そこで人々がつながるのがいい」。笑みがたえませんでした。
ロンドンは、200もの言語が飛び交うといわれるほど、さまざまな人種や民族が暮らす、多文化社会といわれます。このロムフォードでも、アフリカ系やアラブ系、インドや中国の人など、さまざまな顔がありました。
インド出身でロンドン在住14年のアミト・カウシャルさん(37)は「ロンドンはいろんな文化が溶け合う街。五輪で世界の人々が訪れれば、さらに文化の交流ができる。そのことが平和のメッセージになると思うよ」。
日本選手団も22日に現地に到着。翌日からさっそく最終調整に励んでいます。ロンドン五輪は27日の開会式(日本時間28日午前3時30分)で幕を開けます。