「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2012年7月19日(木)

同級生3人を告訴

自殺生徒の父親 暴行 恐喝の疑い

大津

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 滋賀県大津市の中学2年の男子生徒=当時(13)=が自殺したのは学校でのいじめが原因だとして、両親が大津市と同級生3人、その保護者を相手に損害賠償を求めた訴訟に関連し、父親が18日、同級生3人を暴行や恐喝などの容疑で滋賀県警大津署に告訴し、受理されました。

 告訴内容は、3人が校内などで男子生徒を殴ったり蹴ったりしたなどの暴行、金を持ってくるよう脅した恐喝のほか、脅迫、強要、窃盗、器物損壊の疑い。

 会見した代理人の弁護士は「主に学校のアンケート調査によって明らかになった各種の事実を告訴事実にした」と述べました。告訴対象事実の時期は2011年7月ごろから男子生徒が亡くなった10月ごろとしています。

 自殺をめぐっては、父親がこれまで3回にわたり被害届を提出しようとしましたが、県警は男子生徒が死亡し事実確認が困難として受理していませんでした。

 父親は弁護士に託したコメントで、「事実が解明され、告訴された事実について加害少年たちが罰を受け、自分のしたことを謝罪し、しっかり更生してくれることを望みます」としました。

 弁護士は記者からの質問に答え、「少年事件の場合は処罰というより教育が主眼です。間違って進みそうな子どもたちを正しい道に戻してあげるということです」と述べました。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって