「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2012年7月16日(月)

九州豪雨で救援・復旧

共産党・民医連など現地に

泥出し・家財運び 住民「助かる」

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

地図

 九州北部で降り続いた記録的大雨(九州北部豪雨)は15日、峠を越えた形で、被災地には晴れ間がのぞきました。大きな被害の出た熊本県阿蘇市と大分県中津市には日本共産党と民主団体のボランティア隊が入り、泥にまみれた家財道具の片付けや泥のかき出しなどの復旧作業に汗を流しました。



熊本・阿蘇

写真

(写真)復旧活動に取り組む参加者=15日、熊本県阿蘇市

 22人の死者・行方不明者をはじめ、熊本県内で最も被害の大きかった阿蘇市には日本共産党北部地区委員会(松岡勝委員長)や県民主医療機関連合会など40人のボランティアチームが入り、5カ所で、救援・復旧活動にあたりました。

 地方議員では川端忠義阿蘇市議、前田正治玉名市議、今村直登合志(こうし)市議、荒木俊彦大津町議、児玉智博小国町議、田島敬一西原村議予定候補らが参加。家に入り込んだ泥水のかき出し、家財道具の運び出しなどに取り組みました。

 自宅が床上50センチの浸水被害を受けた内牧地区の男性(78)は妻(86)と2人暮らし。浸水が始まった12日午後はベッドの上にあがって水が引くのを待ち、翌日に親戚宅に避難したといいます。「自分たちだけでは、どうすることもできなかった。本当に助かります」とボランティアを歓迎しました。

 自宅1階の車庫が浸水被害を受けている川端市議は「住民の方に喜んでもらえてよかった」と話しました。

 宮城県での震災ボランティアにも参加した児玉町議は「ボランティアセンター開設前でしたが、多くの人が救援に取り組みました。さらに支援をよびかけたい」と話しています。

大分・中津

写真

(写真)泥出し作業を進める三上市議(左端)とボランティアで駆けつけた支部の人たち=15日、大分県中津市耶馬溪町

 今月3日、13、14日と連続して豪雨に襲われた大分県中津市耶馬溪町では日本共産党の市議、地域党支部が連日、復旧支援に奮闘しています。15日には地元の三上英範市議を先頭に荒木ひろ子、川内八千代の両市議と地域支部の13人が浸水被害の大きい平田地区で泥出しの支援をおこないました。

 山国川に近い男性(72)の自宅は3日に続いて14日も濁流に襲われました。妻(74)と2人で力を合わせ片づけを進めていた矢先のこと。3日に流されたために、買い替えたばかりの新品の洗濯機、畳を上げるために車庫に仮置きしていた家具類、布団がすべて流されました。「あー、情けない」と渡支男さん。ヤヨイさんは自宅が再びつかったことに「あんなつらいことはない」とポツリ。党支部のボランティア活動に「でもきょうはみんなが助けに来てくれてありがたい。気になっていた裏庭がすっきりしてうれしい」と笑顔をみせました。

 三上市議は「みんな『さあこれから』と思った矢先の連続浸水被害だけに、住民のみなさんは大きな精神的打撃を受けています。国民の苦難を軽減する党として、住民に寄り添い生活再建に力を尽くしたい」と話しています。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって