「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2012年7月15日(日)

きょうの潮流

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 南徳英詩集『俺は詩(うた)いたい』は、1998年の「前穂」から始まります。「沸(わ)き立つ どよめきの この一歩は/確かな 岩壁に立つ/変革への合図」▼参院選で党が躍進した朗報をあとに、穂高の前穂高岳を登る。一歩一歩に、一緒にがんばった仲間と党への思いをこめました。名古屋の市営団地に住む南さんは、日本共産党の居住支部の支部長でした▼老いて「コンビニのお下がり」で食いつなぐ人がいれば、ともに福祉事務所へ行く。成人式には「君たちの豊かな感受性と想像力で/殺される側の悲しみを」知ってと、反戦の党のリーフを配った▼団地の階段を「上がったり下ったり/四〇年 赤旗を配る」。党の文書を読みつつ寝入った妻をみると、「可愛(かわい)い妻よ」とうたう。選挙での後退も活動の困難もありました。歯ぎしりし悩む南さん。「革命の夢も大きいのですが/出るため息も大きいのです」▼が、「希望」の2文字を見失いません。新しい綱領に「僕らの闘いが切り開いたロマン」を見いだし、難病で動けなくなった病床で詠みます。「残された夢は必ず引き継がれ 花咲くに違いない」。18歳で入党の南さんは昨年、党歴52年で亡くなりました▼かつて“そばにいてくれなかった”と忙しい親を責めた娘さんも、いま「しんぶん赤旗」を読み、子どもを連れて平和行進に行きます。さて、全国あちこちの支部に、党を築き支える「南さん」がいませんか? 党創立90年のきょう、南さんの詩の文句通り「党と僕の人生に乾杯!」


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって