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2012年7月4日(水)

反政府勢力 結束図る

カイロで協議 暴力停止を強調

シリア

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 【カイロ=小泉大介】シリア政府軍の攻撃と反政府武装勢力の反撃が激化するなか、国外で活動する反政府勢力が2日、エジプトの首都カイロで会合し、組織間の結束に向け協議しました。この日、英国に拠点を置く「シリア人権監視団」は、昨年3月に政府軍が住民弾圧を開始して以降の死者は1万6500人を超えたと発表しました。


弾圧の死者1万6500人に

 今回の反政府諸組織の会合はアラブ連盟(21カ国とパレスチナ自治政府が加盟)が主催したもので、「シリア国民評議会」や「地域調整委員会」などから約250人が出席。国連安全保障理事会常任理事国やアラブ諸国などでつくるシリア「連絡グループ」の外相級会合(6月30日、ジュネーブ)で合意した新たな調停案などをめぐり意見交換しました。

 アラブ連盟のアラビ事務局長はあいさつで、アサド政権と反政府組織双方の代表による暫定政権づくりを柱とする「連絡グループ」調停案について、「重要なのは、国民統一政府の形成によって政権移行をおこない、暴力を停止することだ」と強調しました。アナン国連・アラブ連盟合同特使を支えるキドワ次席特使は「シリア国民の信頼と国際社会の支持を得るため、反政府勢力が共通の立場に立つことが必要だ」と呼びかけました。

 また就任したばかりのエジプトのモルシ大統領がメッセージを寄せ、「シリアが生まれ変わるには国民の団結が不可欠であり、エジプトはそのために力を尽くす」と表明しました。

 出席した多くの反政府活動家が結束の必要性を指摘しましたが、「連絡グループ」調停案については、「アサド大統領も加わる暫定政権づくりの協議に応じるわけにはいかない」などの否定的な意見が相次ぎました。主要な反政府武装勢力「自由シリア軍」は会合をボイコットしました。

 現地からの報道によると、シリアでは2日も首都ダマスカス近郊ドゥマで、政府軍が攻撃ヘリコプターも動員し爆撃を行うなどの激しい攻撃を続け、1、2両日だけで約150人が死亡しました。

 このような状況下、政府軍からの離反者も増え続け、ロイター通信によると2日には大将1人を含む85人の兵士が隣国トルコに脱出しました。


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