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2012年7月3日(火)

首都の革新市政守る

マンセラ氏「弱者を優先」

メキシコ

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 メキシコ大統領選が1日投開票されました。選管当局の速報によると、野党で保守政党・制度的革命党(PRI)のペニャ・ニエト前メキシコ州知事(45)が約38%の得票率でトップに立ち、当選を確実にしました。同時に行われた首都メキシコ市長選では、中道左派・民主革命党(PRD)の候補が圧勝。首都の革新市政の継続に成功しました。(メキシコ市=松島良尚)


 市選管の中間集計によると、メキシコ市長選挙では、PRDのミゲル・アンヘル・マンセラ前メキシコ市検事総長(46)が得票率約66%で圧勝。大統領による市長任命制から公選制に変わった1997年以来続く首都の革新市政は、4期目に入ります。

 マンセラ氏は開票速報後、社会的弱者を優先する市政にしたいと強調し、「自分の任務は、勝ち取られてきた権利が守られるよう気を配り、まだ達成していない権利を獲得することだ」と強調しました。選挙戦では、自治を強化する首都憲章の制定や1人当たり緑地面積の倍加などを公約にかかげました。

 革新市政は、70歳以上の高齢者への市独自の年金制度や計画的な公立学校建設、新しい交通網の拡充などの実績を重ねてきました。さまざまな取り組みに住民が参加する社会的ネットワークも広げています。

 これらは、治安悪化が国政の大きな問題になっている中、首都の治安が比較的安定していることの背景になっているといわれます。首都の犯罪件数は2007年から昨年まで年平均3・5%減少し続けています。


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