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2012年6月18日(月)

きょうの潮流

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 「政権交代」は、最悪の結末を迎えました。事実上、自公案を丸のみしての消費税増税3党合意。有権者は「自民党政治を変えてほしい」という思いから民主党に投票したのに、いまや自民党にのみ込まれ、事実上の「増税大連立」へ向かおうとしています▼何としても増税をなしとげるため、野田首相は最低保障年金などの「看板政策」を棚上げしてでも、自公両党との合意を最優先しました。財界・アメリカに忠誠をつくすためにはみずからの党を売り渡してもかまわない、とさえ思っているのでしょうか▼口を開けば「国家国民のため」という首相。しかし、どんなに国民の批判が高まろうと、公約を覆し、財界・アメリカに忠誠をつくすその言動からは、この国を救おうとしているという自己陶酔しか感じられません▼「野田首相と心中などしたくない」―。民主党内から異論・反論が噴出するのも当然でしょう。国民を裏切った政党がどうなるか。民主党が前回の4議席から1議席に激減し、あと一歩でゼロになりかけた沖縄県議選が明快に示しました▼今日から始まる、消費税増税法案をめぐる党内手続きは大混乱必至です。ただ、増税を食い止める力は、民主党内の「造反」ではありません。これ以上の負担は耐えられないという国民の悲痛な声です▼この声を無視して、3党で合意したのだから採決を、などという議会制民主主義を踏みにじる横暴は許されません。民意に背く増税勢力を、圧倒的世論で包囲していくときです。


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