2012年6月8日(金)
再稼働反対 音に思い込め
緊急怒りのドラムデモ
東電本店前・関電支社前で
東京
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政府が関西電力大飯原発3、4号機の再稼働を急ぐ中、市民550人が7日夜、「緊急怒りのドラムデモ」を行い、東京・霞が関から新橋の街で「再稼働反対! 原発いらない」と声を上げました。
ドラムやトランペットのにぎやかな音に合わせて出発したデモ隊は、東京電力本店前と関西電力東京支社前で一段と大きな音で再稼働の動きに抗議しました。
タイ語で「再稼働反対」と書いたボードを掲げていた女性(42)=東京都新宿区=は、通りすがりの外国人が親指を立てて応えてくれるといい、「友人が福島にいます。事故の責任追及もなされていない中、再稼働しようなんて信じられない」と話しました。
会社帰りに参加した男性(46)は「自分も今の社会をつくってきた一員として、新しい世代に申し訳ない思いでいます。少しでも社会を良い方向へ変えていく姿を示したい」といいます。
旅行で日本に来ていたメキシコ人の女性とアメリカ人の男女も飛び入り参加。デモ隊に手を振っていたバーの店員の女性(40)は「ドイツ人のパートナーと原発がなくても生活できるよねと話をしています。頑張ってください」と話しました。