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2012年5月29日(火)

ホウラ弾圧

安保理 シリアを非難

報道向け声明 政府の関与を認定

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 【ワシントン=小林俊哉】国連安全保障理事会は27日、シリア中部ホウラでの砲撃によって多数の市民が殺傷されたことを受け、緊急の非公開会合を開催しました。会合後、議長国アゼルバイジャンの副国連大使が「最大限に非難する」とした報道機関向けの声明を発表しました。


 声明は、ホウラでは「数十人の男女、子どもが殺害され、数百人以上が負傷している」ことを国連監視団として確認したと指摘。市民への攻撃には「近隣住民に対する、政府による一連の砲撃が含まれる」として、シリア政府の関与を認定しています。

 また、「安保理は、至近距離での銃撃や、過酷な身体的虐待による市民の殺害についても非難する」と表明。「市民に対する、こうした暴力の非道な行使は国際法にも安保理決議にも反するものだ」としています。

 同日の安保理では、現地の国連停戦監視団のムード団長が情勢を報告。国連は、最低でも死者は108人に上り、その中には多数の子どもが含まれるとしています。

 安保理議長国による「報道機関向け声明」に法的拘束力はありませんが、一連のシリア市民への弾圧に、安保理として全会一致で非難の意思を示した格好です。


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