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2012年5月9日(水)

竜巻被害 がれき 市が撤去へ

茨城・つくば 党市議団が要望

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 竜巻で大きな被害を受けた茨城県つくば市は8日、宅地内のがれきを被災者に自力で処理させる当初の方針を転換し、必要に応じて市が撤去する方向で検討すると改めました。日本共産党の塩川鉄也衆院議員と大内久美子県議、党市議団が現地調査し、行政に改善を求めていました。

 市は8日夕の対策本部会議で、所有者などから了解がとれたがれきは市が撤去する方針を確認。所有者が不明な貴重品や写真などは、被災者が捜せるように保管場所をつくります。

 発災後、市は被災者に対し、がれきを分別して市内2カ所に運ぶように指示しました。ホームページに掲示したほか、電話で問い合わせた被災者にも同様の内容を伝えています。

 一方、被災した地域では、飛ばされてきた屋根など被災者個人での処理が難しいがれきが大量に散乱。片付けに追われる被災者らが、「車を壊されたのに、どうやって集積場にごみを持っていくのか」(竜巻の直撃を受けた集合住宅の46歳男性)と困惑していました。

 塩川、大内の両氏と党市議団は7日午前からの現地調査で、実態を把握。同日午後、大内県議と党市議団がそれぞれ県と市に対し、災害廃棄物の迅速な処理などを求める要望書を提出しました。

 家と車を失った女性(27)は、「竜巻から丸1日たっても市から何の連絡もなかった。横転した車をどけるのも行政はやってくれないので、車両保険を使った。はやく助けてほしい」と話しています。


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