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2012年5月9日(水)

ギリシャ再選挙も

急進左翼連合が連立工作

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 【アテネ=小玉純一】ギリシャ総選挙で議席第1党になった新民主主義党のサマラス党首による連立工作が7日、不調に終わりました。緊縮財政策などに対する立場の違いを埋められず失敗しました。第2党の急進左翼連合が各党との協議に入ることになりましたが、同党による連立工作も実現は容易ではなく、6月に再選挙になるとの観測も出始めました。

 新民主主義党のサマラス党首はメディアで「ユーロ圏内にとどまり欧州連合(EU)の融資条件を再交渉で変更するという点で政権樹立を提案したが、各党は連立参加を拒否するか、または他党が一致しない条件を提示した」と述べました。

 急進左翼連合のツィプラス党首は、サマラス氏との会談後、「両党の見解は正反対。われわれは緊縮策の撤回を要求した」と述べました。


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