2012年5月6日(日)
泊3号機が検査入り
42年ぶり原発発電量ゼロ
全国の原発で唯一稼働している北海道電力の泊原発3号機(北海道泊村、91・2万キロワット)が5日午後5時に出力を下げ始め、同11時には発電を停止。これにより、国内の原発50基は全て運転停止状態となり、原発の発電量は1970年以来42年ぶりにゼロとなりました。
東京電力福島第1原発事故が発生した昨年3月11日以降、国内の原発は定期検査で次々と運転を停止し、再稼働のめどは立っていません。
日本で商業用原発が営業運転を始めたのは、66年の日本原子力発電東海原発が最初。同原発が定期検査中だった70年4月30日からの5日間、国内で2番目に稼働した同社敦賀原発1号機も検査で止まり、一時的に運転ゼロとなって以来の事態となりました。