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2012年4月23日(月)

増税・汚職反対 12万人

プラハで最大規模 政府退陣求めデモ

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 【ロンドン=小玉純一】チェコの首都プラハで21日、歳出削減、増税、汚職に反対し、中道右派の連立政権退陣を求めるデモと集会が実施されました。労組などが呼びかけ、主催者発表で12万人、警察発表で8万〜9万人が参加。人口約1000万人の同国で旧体制崩壊後、最大規模の抗議行動となりました。


 プラハからの報道によると、政権は先に、欧州連合(EU)が決めた財政規律を守るとして、増税と歳出削減を決定しました。さらに与党のVV(公共問題)が同党有力者の汚職で分裂。3党連立政権は国会で多数維持が微妙な情勢です。

 野党第1党の社会民主党指導者のソボトカ氏はメディアに「政府は退陣し総選挙に道を開くべきだ」と主張しています。

 富裕層と企業への増税を掲げる同党は、最近の世論調査で支持率37%のトップ。2位は野党第2党のチェコ・モラビア共産党の20%で、与党第1党の市民民主党は17・5%で第3位に落ち込んでいます。

 支持率トップの社会民主党は2010年の総選挙で最多議席を確保したものの過半数に遠く及ばす、議席数2位の市民民主党、同3位のTOP09、同5位のVVの3党が連立政権を樹立しました。

 21日の集会でチェコ・モラビア労働組合連盟のザバディル議長は「与党は予算ヘの責任を約束したが債務が増えた。汚職とのたたかいを約束したが自らが汚職に染まった」と批判しました。参加者は横断幕を掲げ、「政府退陣。汚職反対。収奪者とうそつきに終わりを」と訴えました。


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