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2012年4月23日(月)

がれき撤去進まず

福島・南相馬 高橋議員が調査

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(写真)倒壊した建物がそのままの商店街を調査する高橋議員(右)と渡部市議=22日、福島県南相馬市

 日本共産党の高橋ちづ子衆院議員は22日、福島県南相馬市を訪れ、宿泊を除き原則自由な出入りができる避難指示解除準備区域などに再編された小高区を調査し、住民らと懇談しました。渡部寛一、荒木ちえこ両市議が同席しました。

 小高区などの被災者20人が、鹿島区の仮設に集まり口々に要望など伝えました。津波で自宅が全壊した男性は「震災から時間が止まっている」、1年前に夫の遺体が見つかった女性は「1年以上も立ち入りできなかったのに、自由に家へ行けるようになった。放射線は大丈夫なのか」と述べました。除染に関し別の女性は「自宅の草刈りまでしている人もいる。どこまですればいいのか分からない」と訴えました。

 集団移転問題で移転先と被災した土地の買い上げ価格の差について不安の声が上がりました。高橋議員は「価格差は国が負担し自治体負担はない。市がやる気になれば、被災者への無償貸し付けもできる」と説明。会場から拍手が起きました。

 小高区は復旧やがれき撤去作業がほとんどされず、商店街には一階が押しつぶされた建物がそのまま残されていました。調査先で男性から「現場を見ていただいてありがたい」と声がかかりました。

 同市の警戒区域は16日解除された計画的避難区域と合わせ、避難指示解除準備(約3800世帯、約1万2700人)、居住制限(約130世帯、約510人)、帰還困難(1世帯2人)の3区域に再編されました。


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