2012年4月22日(日)
若者「原発なくし豊かな未来」
アースデイ 東京・代々木
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共に生きる持続可能な社会をめざし、「アースデイ東京2012」が21日、東京・代々木公園で開催され、若者や子ども連れでにぎわいました。環境NPOなど300以上が出展し、多数の市民ボランティアが参加しました。22日までの日程。
オープニングであいさつした実行委員長のC・W・ニコルさんは、「森や海、山河豊かな日本は、昔から自然の恵みをいただきながら自然に感謝し、自然とともに生きてきた。この自然の多様性の中にこそ今後の日本の可能性がある。美しい世界は私たちがつくりだすことができます。一人ひとりが考え、つながり、行動に移そう」と呼びかけました。
今年は福島県から12団体が参加。福島を応援するテントも設け、交流しました。福島の子どもたちを招いたことを報告したアースデイ東京理事のシキタ純さんは「関西電力大飯原発の再稼働が進められようとしている今、私たちの子どもの未来、日本の豊かな未来のために、原発には誰が何と言おうと反対です」と表明しました。
大飯原発再稼働が焦点となっている福井県の女性が登壇し、同県小浜市では住民の意思で原発立地を許さなかった経験を持っていると紹介し、「民意の力で5月5日の原発ゼロをぬか喜びで終わらせず、再生可能エネルギー導入への道筋へ歩き始めたい」と話すと、参加者は大きな拍手でこたえました。
東京都北区から参加した女性(31)は「脱原発はムリだと言う前に、自分のできるところから行動していきたい。ここで何かヒントを得たいと思って来ました」と語りました。