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2012年4月20日(金)

想定超える対策ない

国会事故調委員長 再稼働基準を批判

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 国会に設置された東京電力福島第1原発事故の検証委員会(国会事故調)の黒川清委員長(元学術会議議長)は、政府が6日に決めた原発の再稼働基準について「基準の想定を超える災害が来た場合の対策ができていない」とするコメントを発表しました。19日、国会事故調のホームページに掲載しました。

 黒川氏は、18日に行われた経済産業省原子力安全・保安院の深野弘行院長への質疑で、再稼働基準の基礎になっている保安院のまとめた30項目の対策が「暫定的な原因分析に基づいている」ことがわかったと指摘。さらに30項目に住民避難計画などの防災が含まれていないことや、含まれていても福島第1原発事故の対応で重要な役割を果たした免震重要棟の設置などは先送りされていることも判明し、「基準の想定を超える災害が来た場合の対策ができていない」と批判しています。

 その上で、国会事故調では「引き続き事故の原因を深く分析」し、福島第1原発事故のようなことが二度と起きないような対応策、規制のあるべき姿などを検討すると述べています。


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