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2012年4月13日(金)

米オスプレイ墜落 海兵隊員2人死亡

モロッコ 沖縄配備予定と同型

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 沖縄への配備が狙われている米海兵隊垂直離着陸機MV22オスプレイの同型機が11日、アフリカ北部モロッコで訓練中に墜落しました。事故当時、同機に乗っていた米海兵隊員4人のうち2人が死亡、2人が重傷を負いました。米軍が発表しました。

 米国防総省は、オスプレイ24機を沖縄の米海兵隊普天間基地(宜野湾市)に今秋から順次配備する計画です。今回の事故原因は「調査中」(米軍)とされていますが、同機の沖縄配備の危険性を改めて示すもの。宜野湾市ではオスプレイ配備に反対する市民大会の開催(6月17日)が既に決まっており、沖縄の反対世論がいっそう強まるのは必至です。

 事故は、米軍とモロッコ軍との共同訓練中に発生しました。米海軍の強襲揚陸艦イオー・ジマから発進したのち、モロッコ中部にある訓練区域に墜落しました。

 事故機は米ノースカロライナ州の海兵隊ニューリバー基地所属。同基地では2010年、オスプレイの「安全性」を強調するため、日本の報道機関に同機を公開し、試乗もさせています。

 オスプレイは試作段階で墜落事故を繰り返し、計30人が死亡。実用段階に入ってからも空軍仕様のCV22オスプレイがアフガニスタンで墜落(10年)し、4人が死亡しています。専門家からも、事故などでエンジンが停止した場合の不時着機能が欠如しているとして、「欠陥機」と指摘されています。


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