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2012年4月10日(火)

関係改善 継続を確認

印パ首脳 領土問題など進展なし

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 【ニューデリー=安川崇】インドを訪問したパキスタンのザルダリ大統領は8日、首都ニューデリーでシン首相と会談しました。領土問題やテロ対策に関する両者の食い違いについて具体的な進展はなかったものの、引き続き関係改善に取り組むことを確認しました。

 ザルダリ氏が大統領として訪印するのは初めて。

 報道によるとインド側は、2008年11月に西インド・ムンバイであった同時テロ事件の首謀者を訴追するようパキスタン側に要求。パキスタン側は、両国が領有権を争うカシミール地方の問題解決を改めて求めました。

 一方両者は、08年のテロ以降に冷却化した関係を改善する必要性を再確認しました。ザルダリ大統領は、やはり国境問題を抱える中国とインドが、相違点を棚上げにする形で経済関係の強化を進めていることに言及。印パも同様のスタイルで信頼醸成措置を重ねることを提案したといいます。

 今回はザルダリ大統領がインドにあるイスラム聖廟(びょう)に参拝するための「個人的訪問」とされましたが、両首脳は2人で約40分会談した後、昼食をともにしました。


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